『いのち』
2014年04月23日
3年前に亡くなった義父が植えた芝桜が花盛りを迎えている。義父は家の中に入ってきたどんな小さな虫でも殺傷せず外へ逃がしてやるような人だった。学生のころシュバイツアー博士の同様のエピソードを読んだ際に「偽善」なのではないかと感じた覚えがある。
生物学的な『いのち』の定義としては、今やベストセラー作家になった福岡伸一さんの著作にある、「限りないタンパクの再合成」というのに説得力を感じるが、お恥ずかしながら、理屈抜きで掛け値無く『いのち』の尊さを実感できるようになったのは、つい最近のことである。