壁
2017年01月22日
結構な角度の斜面でしょう。転げ落ちるように新雪の壁を滑り降りるのは、怖いけれども快感です。山では無理は通りません。理に適った動きをしないと、自然は容赦なく襲い掛かってきます。
写真左の斜面で、過去に2回、肩関節脱臼を整復してあげたことがあります。いずれもボーダーでした。2人とも言葉は「あーっす」程度でしたが、激痛で悶え苦しんでいたのがうそのように治ったため、神を見るような眼差しで私を見つめていました。「せめてお名前を」「いや名乗るほどの者ではございやせん」という会話はありませんでした。